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アトピー性皮膚炎と白内障、皮膚とからだと心

アトピーで人生が狂った男の気付きと嘯き。前向きに生きるために。

参考文献(個人用メモ)

★皮膚・アトピー
『皮膚は考える』傳田光洋(2005)岩波書店
『賢い皮膚』傳田光洋(2009)ちくま新書
『驚きの皮膚』傳田光洋(2015)講談社
『皮膚感覚の不思議』山口創(2006)講談社
『痛みとはなにか』柳田尚(1988)講談社
『皮膚科学 DERMATOLOGY』片山一朗・土田哲也・橋本隆・古江増隆・渡辺晋一編(2006)文光堂
『アトピービジネス』竹原和彦(2000)岩波新書

★精神系
『こころと体の対話 精神免疫学の世界』神庭重信(1999)文春新書
『森田療法』岩井寛(1986)講談社現代新書
『あるがままに生きる - 森田療法の心の処方箋』大原健士郎(1997)講談社+α文庫
『ユング 分析心理学』小川捷之訳(1976)みすず書房
『まんがで読破 分析心理学 自我と無意識』ユング作(2011)イースト・プレス
『フロイト精神分析入門』小此木啓吾・馬場謙一編(1977)有斐閣新書
『面白いほどよくわかる!心理学の本』渋谷昌三(2010)西東社
『どうして私、片づけられないの? 毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」』櫻井公子(2004)大和出版
『行動ファイナンス入門』角田康夫(2009)PHPビジネス新書

★医学(その他)
『南山堂 医学大辞典 第19版』(2006)南山堂

★中医学・漢方・東洋思想
『陰陽五行説 - その発生と展開 -』根本幸夫、根井養智(1991)薬業時報社
『よくわかる東洋医学のしくみ』青山麻美(2007)ナツメ社
『漢方医学の基礎と診察』西山英雄が(1969)創元社
『大学・中庸』金谷治訳注(1998)岩波文庫

『養生訓』貝原益軒著・伊藤友信訳(1982)講談社

★グルメ系
『お茶の科学』山西貞(1992)裳華房
『コーヒーの科学』旦部幸博(2016)講談社


<備考>
小川捷之おがわかつゆき
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神経症も悪いだけではなかった?ユングの考え方

神経症的な性格の人はアトピーになりやすい・・・

いくつかの本で指摘されているのを見て、
自分自身にも思い当たるところがあったので、
そのような性格を治そうと考えてきました。

神経症は、害をもたらすだけのものだと思っていました。


だから、心理学者ユングの本で

「神経症的な病気の発症は、
人間の成長という観点からすると、望ましい」

という記述を見た時には驚きました。

神経症とは平衡を回復しようと自分をコントロール
する心の働きであり、自己治癒のために必要なプロセス
だということを、ユングは次のように述べていました。


“私は神経症を決して悲観的にはとらえておりません。”

“神経症はまさに自己治癒の試みなのであり、
どのような身体疾患もある程度は、
自己治癒の試みであるのと同じです。”

“つい最近まで信じられていたように、
病気が個々別々のもの、つまり存在それ自体
としてはもはや理解できないのです。

現代医学、例えば内科学では、
病気を、有害な要因と治癒をもたらす要因
で構成される系とみなしています。

神経症についても全く同様です。
平衡を回復しようとする自己統御をする心的組織
self-regulating psychic systemの試みで、
夢の機能と変りありません。
ただ、より力強く強烈なだけです。”


彼は、”「(患者に対して)ありがたい、神経症になる決心をしてくれた!」
と言わざるをえないケースがたくさんあります。”
とまで述べていました。

神経症的な性格を無理になくそうとする必要はない、
とわかっただけでも、ずいぶんと心が軽くなったと思います。


<参考文献>
『ユング 分析心理学』小川捷之訳・みすず書房(1976)p272

神経症について

神経症的な性格の人はアトピーになりやすい
と、いくつかの本で指摘されていたので、
神経症について調べてみました。

『面白いほどよくわかる!心理学の本』
渋谷昌三(2010)西東社 によると、

神経症(不安障害)とは、
心の調和が取れなくなったときに現れるもので、
”過剰なストレスや疲労が引き金になって、
心身に起こるさまざまな症状”を指すそうです。

昔はノイローゼと呼ばれており、
精神病と混同されることも多かったようです。

しかし、神経症は”健康な人が普段体験するような
心や身体に対する感覚や感情が度を超えた状態
になるもの”であり、精神病ではないそうです。

そして、”内向的性格が強い”、”理知的で執着性、
感受性が強く、上昇志向がある人”
がなりやすいようです。

ただし、これらの特徴は、短所だけでなく
長所でもあり得ると述べています。

たとえば、

◆自己内省的、理知的、意識的だと、
(-)小さな欠点も見逃さず、それが劣等感につながる。一方で、
(+)真面目で責任感が強い。自己反省ができる。

◆執着性が強いと、
(-)こだわり過ぎて融通がきかなくなる。一方で、
(+)粘り強く、なんでも頑張れる。

◆感受性が強いと、
(-)心配性でちょっとしたことで不安を抱く。一方で、
(+)細やかで、よく気が付き、人の世話を焼くのが好き

◆向上心が強いと、
(-)完璧主義であるため、少しでも完成されてないと落ち込む。一方で、
(+)目標に向かって努力を惜しまない。

つまり、それらの方向が偏りすぎた時に、
調和が取れず神経症になってしまうようです。

大切なのはバランス。

わかっていても実現するのはなかなか難しいですが、
自分の心の状態を長い目で丁寧に観察しながら、
少しずつ変えていきたいと思いました。


<備考>神経症の例
・不潔恐怖症(何度も手を洗わないと気が済まない、等)
・社会不安障害(対人恐怖症、社会恐怖)
・パニック障害(特定の状況に限定されず不安が現れる)
・強迫性障害(戸締りを繰り返し確認する確認脅迫、整理整頓脅迫、等)
・心気症(わずかな身体の不調から、重病ではないかと不安になる)
・離人性障害
・気分障害

アトピーの痒みとストレス。ポイントは「脅威」と感じるか否か?

山口創著『皮膚感覚の不思議』(講談社)に、

ストレスについての興味深い文章がありました。

“ストレスと感じる程度は
「刺激が脅威と感じるか否か」、
「その脅威に対処できると思うか否か」
というニ段階の判断によって決まる。

あるできごとが自分にとって脅威であり、
なおかつそれに対処できないと感じた瞬間から、
身体に反応が現われる。

つまりストレスによる痒みは一種の心身症なのである。“

“アトピー患者の場合も、人間関係や容貌に対する不満や不安は、
自分にとってそれが脅威であり対処できないと感じるからこそ、
それがストレスとなり痒みを強めているのだろう。“


「ストレス自体が悪い」のではなく、
「ストレスに対処できないと感じてしまうことに問題がある」
という視点は、目からウロコでした。

思い返せば、自分のアトピーが爆発したのは
大学受験を意識しだした高校2年の夏。
社会人になってからも、
能力以上の仕事を任されている時に、
症状が特に悪化していたように思います。

受験や仕事というストレス自体は
多くの人にとって避けられないものですが、
それで病気になる人とならない人がいるのは、
必要以上に脅威と感じてしまうか否かによるのかもしれません。

この文章に出会って以来、ストレス自体を軽くしようとするよりも、
ストレスは乗り越えられるものだと思うように意識しています。

おかげで気持ちがずいぶんと軽くなり、症状も和らいできたと思います。

アトピーは心身症の「聖なる7疾患」の一つ

アトピーはストレスで悪化すると言われていますが、
心身症(※1)の「聖なる7つの疾患」の中に、
なんとアトピー性皮膚炎が含まれていました。

<心身症の聖なる7つの疾患(※2)>
・気管支喘息★
・アトピー性皮膚炎★
・慢性関節リウマチ★
・潰瘍性大腸炎★
・甲状腺機能亢進症★
・消化性潰瘍
・本態性高血圧

うち、アトピー性皮膚炎を含む5つの疾患(★印)は
多かれ少なかれ【免疫が関与】しているそうです。

ハウスダストなどアレルゲン(抗原)の除去は
アレルギー性のアトピー対策に不可欠ですが、
免疫機能を正常に働かせるためには
心をきちんとケアすることも大切なようです。


(※1)心への配慮を特に必要とする身体の病気
(※2)心身医学の創始者の一人であるフランツ・アレキサンダー(1891-1964)が提唱


<参考文献>
『こころと体の対話 精神免疫学の世界』神庭重信(1999)文春新書

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